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~現場からの便り~(宮崎大橋)

今回は 土木部 稲垣 浩一 主任 からの便りです。ご覧下さい!

   

お疲れ様です!今は清武の現場に応援で来ていますので

前回工事の宮崎大橋現場について書かせて頂きました。

    

     

 工事名:令和元年度宮崎大橋(P6 ~ P10)耐震補強工事

 工 期:令和元年 9月 19日~令和 2年 3月 31日

工事概要:橋脚巻立て工 5箇所

     

    

宮崎市中心市街地の大淀川に掛かる国道10号宮崎大橋(下り線下部工)の耐震補強工事を行いました。建設から60年以上が経過し、錆びた鉄筋がむき出しになっている箇所や補修した跡が沢山あり、かなり老朽化しています。

昨年10月より工事に着手し、炭素繊維シートの撤去、撤去後の断面修復、補強鉄筋を巻き付けポリマーセメントによる増厚を行い今年の3月に完成しました。

    

    

大淀川の中にある3 橋脚は、吊り足場の組立や資材やプラントを近くに配置出来ない為作業台船を使用し、また移動手段も交通船がないと作業箇所に行くことが出来ない為不便さを感じました。

    

川の移動では、ライフジャケットを着用しているのですが、インパクトドライバーを川に落としてしまい…..回収を試みたのですが水深 2 mある川底は流れが速く諦めていました。 が、その日の夕方作業台船の職人さんがカギ棒で探し当て見事引き上げてくれました。感謝です!

     

ポリマーセメントは風や直射日光が当たる事により乾燥収縮によるひび割れが起きやすいので、足場全体をブルーシートで覆い施工したのですが、風対策に苦労しました。冬場の河川内での作業であり風が強く、外周りの立入防護柵が倒れるほどの突風が吹く日が何度かありました。

   

初めての耐震補強工事でしたが、この道ベテランのH主任と専門の職人さん達のおかげにより色々と教えを頂き無事故で完成させることが出来ました。

     

     

今はそのまま宮崎に残り、N主任の清武現場のお手伝いをしています。ようやく完成を迎えますので、7月中には延岡に戻れそうです。