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祝いと縁起もの

新しい年が幕を明け、はや2月に入ろうとしている。最近では正月らしくなくなってきた、と言われてもいるが、

元旦には勿論、その家の家長からおとそを注いでもらい(子供たちにはお年玉も)家族皆でおせち料理を囲みいただくのだが、

私達の田舎では「年取り」というしきたりが以前からあり、最近わかったことだが県外や県南には特別なそれは無く、我々の住んでいる県北の慣習のようである。

 

年取りとは、大晦日に行うのだが、その日は朝早くから家や周囲の掃除、片付け等を済ませ、早い時間に風呂に浸かり、

一年分の垢を落として、まだ暗くならないうちからそれが始まるのである。

 

昔私が幼少の頃は、毎年大晦日になると父の実家に戻り、帰省した大勢の家族で「年取り」をしていたという。当時は女の人達は朝からずっと料理造りで立ち尽くめで、大変だったと聞いている(それが正月に入り三が日は続くので、余計に大変である)。

 

我が家も子供達が小さい時分には、両親も健在で、日本の文化を子供達に伝えようと、「年取り」は高膳(約30cm角で、高さ15cm程度)で行っていた。

そのお膳の上には、刺身、紅白なます、白和え、煮物等が奇数の品数並べられていた。

そして鯛のお頭も添えられる(魚が手に入らない年は、鯛の形をした菓子に変わる)。何年かはそのようにして年を取って来たが、

やがてそのお膳の漆がはげたり、脚が捥げたりして、次第に大きな座卓で一緒に行うようになっていった。

子供達が大きくなるにつれ、時代の流れも変わり、年取りの膳にステーキも乗るようになった(それまでは肉類は食べない風習があったのか?)。

そして、一昨年からはついに我が家も妻と二人だけの「年取り」になり、もう酒に魚と白和えがあれば良いわ、なんてものになりつつある。

 

時代が変わり、流行もあるかもしれないが、日本には祝いの文化が数々受継がれていると思う。私たちも先祖から教わったように、

子供達のそのまた子供達へ機会があればこの良き慣習を伝えたいと考えているころである。

 

私達も仕事を進めるうえで、お客様が気にかけていらっしゃらなくても、ご契約、地鎮祭、上棟式等の日程は相談させていただいている。

これも日本の文化だと考えられる。日本の料理には縁起を担いだ食材が多く使わているが、それについて触れてみます。

 

「 鯛 」(神に愛された赤い海魚、祝いのシンボル) 神がもっとも喜ぶ赤い魚と考えられている。めでたい・・・、おかしら付き・・

「海老」(曲がった腰と長いヒゲに長寿祈願の縁起を託す) 腰が曲るまで元気に長寿を全うする願い

「小豆」(祝いの席には欠かせない多彩な姿で供される豆) 魔除けの機能もある。赤飯は、古代に神への供物として使われた赤米の名残から、白米の色付けに小豆を使用して代用したのが始まり

「昆布」(戦国武将が験を担いだ幸せを広める繁栄の象徴) 正月や婚礼に用いられる祝いの食材として、古くから親しまれている。よろこぶ・・・

「 鰤 」(立身出世への祈りを宿す成長と進歩を表す魚) 成長とともにその名称が変わる出世魚で、めでたい魚としてさまざまな祝事で用いられる 正月魚・・・、年取り魚・・・

「牛蒡」(未来への希望を担う祝いの野菜) 地中深く根を張って育つことから、家系の存続を表し、古くから祝いの場面に用いられている 日本人以外は食べないそうですが・・・

「 卵 」(繁栄と五穀豊穣を表す黄金色に輝く太陽の象徴) 滋養強壮の食材として信じられ、貴重なタンパク源として古くから珍重された

「里芋」(親から子へ、子から孫へ連綿と続く子孫繁栄の意) 稲作と変わらないほど古くから栽培されている野菜 中秋の名月など、年中行事には欠かせない

 

いかがでしょうか?・・・まだまだありますが、・・・

 

皆さんも食事をする際に、また宴会等でこれらの品を食することがあれば、「あっ、今日はついている、良いことがあるぞ!」

「おっ、これは仕事が上手く運ぶぞ!」、などと楽しげに考え、そして調子がいまいちの場合は、これらの品を積極的に「食べ」に行って

「幸運を引張ってくるぞ!」などと考えながら頑張ってみてはどうでしょうか。

 

 

営業部 O

 H24.2月号より引用

 

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